時には自分なんて…と嘆きたくなるときもあると思います。

そういう人に僕はこの『素晴らしき哉、人生!』という映画を
強くオススメしたいです。

この映画はアメリカで1946年に公開されたものですが、
当時はまったく人気がありませんでした。
しかし、徐々に人気が出始めて、今ではクリスマスに見る映画として
今ではアメリカで定番の映画となっています。
大学の映画科の生徒は授業で必ず見るといわれている
『素晴らしき哉、人生!』の魅力について考えていきたいと思います。

もしもの世界
みなさんは、もしも自分が生まれてなかったら…
と考えたことはあるでしょうか。
ネガティブなことが連続して起こったときなどに、
もしかしたら考えることもあるかもしれません。
この映画では主人公が自殺しようとするところから始まります。
それをとめようと、天使は一度「自分が生まれていない世界」
をその主人公に見せてあげるのです。

1人の影響力
主人公は「じぶんが生まれていない世界」を見て、
とても多くのショックを受けます。
自分が子供の頃助けたはずの弟はもう亡くなっており、
アルバイト先の店長はすっかり元気がなく、
今いる世界と全く違う世界を見ることとなります。

人はときに自分はまったく何にも影響を与えていないのではないか
と考えることがあります。
でも実は、人は知らず知らずのうちに影響を与えていて、
『無価値であることなんてありえない』のだと、この映画は強く訴えています。
どんな人であっても『素晴らしい価値がある』
ということをこの映画は終始語ってくれています。
直球どストレート
この映画はストーリーの構成はとっても分かりやすいです。
今の映画と違って、ストーリーの展開も容易によむことが出来ます。

“でも、それでも感動してしまうのがこの映画なんです!”
この映画はとっても素朴に、素直に、
『人生って素晴らしい!』
ということを僕たちに訴えてきます。

『日常の何気ないものが、
かけがえのない物であると気づかせてくれる。』
そういうものは、人であれ、映画であれ何度でもみたくなるものですね。
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