『鬼平犯科帳』 『剣客商売』 『仕掛人 藤枝梅安』など

有名な作品を数多く残していった池波正太郎

 

池波正太郎

 

彼は多くの人気作品を世に出していったが、

作風としては男たちのダンディズム、ロマンチシズムを追求していた作家であった。

 

池波正太郎は江戸っ子を地でいくような人で、

趣味も多く、おしゃれな人物であった。

 

男のダンディズムを追求してきた池波正太郎が書いた作品の1つに

『男の作法』がある。

高倉健も愛読しているという本である。

 

『粋な男とはこういうものか!』と納得させてくれるものが多かったです。

 

この『男の作法』とはどういう部分で

長年愛されているのでしょうか?

 

 

食に対しての礼儀

『天ぷらを食べる時にはとことんお腹をすかしてから。』

 

普段、何気なく天ぷらを食べていたので、初めてこの話を聞いた時は

なんのことをいっているのだろうと不思議に思いました。

 

天ぷら屋に行く時は『揚げるそばから食べる』

 

それが、自分にとってもおいしい物が食べられるからいいし、

お店の人もいいものを提供しやすいから、やりやすいのです。

 

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というのも、てんぷらは油の加減が難しい。

だから、天ぷらが揚がっても、食べずにしゃべっている客に対しては

ちょっとがっかりするんです。

 

だから、天ぷらはでてきたらさっさと食べる。

 

 

この本は天ぷらの本ではありませんが、

食に対しての礼儀や食へのこだわりというものを

いろいろと知ることが出来ます。

 

食1つとってみても、どれだけ追求しているのか、

そういう部分にふれてみると、ほんとうに脱帽せざるをえません。

 

 

ロマンに生きる

『男の作法』は1981年に出版された本であるが

その当時からこのように言っていた。

 

『感覚的にだんだん人間が鈍化している』

 

そういった部分に早くから気づいていたからこそ、

鋭い感覚でいろいろと見ることが出来ていたのだと思う。

 

感覚的にだんだん鈍化してきた理由として、

白黒をはっきりつけすぎる傾向にあることをのべています。

 

『人間とか人生とかの味わいというものは、

理屈では決められない中間色にあるんだ。』

 

いまは学校できちんと勉強して、いい大学に入って

いい会社に就職して、せっせと働いて結婚して…

 

となにか決まっている物に対して、人は頑張っているような気がします。

 

でも、男のロマンや夢というものは、

自分で求め続けていくものです。追求していくものです。

 

 

味わい深い人生にするヒントがいっぱいあります。

ぜひ読んでみてください。

 

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